偽りの世界
そうして何日か過ぎた頃。
見るからに柔和な笑顔の男が私を捕まえて言った。
「お前…この街の者じゃないな?」
何を聞かれているのか分からなかった。
唯一分かるのは、私が人間ではないこと
その男にその旨を伝えた、その瞬間。
「やっぱりこいつは魔女だ!魔女でなければ人間以外の生物が人間に化ける訳がない!火炙りにしてしまえ!」
また、私の手首には鎖が。
でも、独占欲じゃない。
これは、人々の悪意だ。
何やら周りが騒がしい…
そして、私の周りには木の棒のような物が立てられた
そして、火が放たれる。
…あぁ、空が見えたよ
貴方も同じ空を見てるのかな…
そして私は意識を手放した。
…fin