恋の味?
転校生
私はいつも通りHRをスマホをいじりながら聞き流していた
いつもと変わらない日常
特に何も無い、そんな毎日だった
「えー…話は以上で終わります」
これがHRの終わる合図だ
私はやっとか…と思ったが、先生は続けて「じゃあ、入ってきて」と言った
教室がざわつく
「転校生の望月くんだ」
「望月 優夜です、よろしくお願いします」
紹介と同時にキャー!という黄色い歓声が上がった
先生は私の隣の席を指差して転校生に座るよう指示した
隣の席に来た転校生の望月くんは私にニコッと微笑みかけ着席した