いじめられてる私と女嫌いな君






あの狂った女を誰が止めたか。


なんで美愛がこんな目に遭わなちゃ行けなかったのか。


なんで俺がもっと早く気づかなかったのか



救急車の中で色々考えた。


「あの星藍(せいらん)病院までお願いします」


「分かりました」


俺は美愛の手をずっと握り締めて祈ることしかできない。


「大地大丈夫だ。お前や陽向のせいじゃない」


蒼空も震えてる。俺達は姫を守ることが出来なかった…


恋人である俺も


「くそ…」


目からなにかでてくる。


「大地…!」


俺の命はいらないから美愛を助けてくれ



< 352 / 421 >

この作品をシェア

pagetop