終焉
拓人「こっくりさんこっくりさんお出で下さい。おいでになられましたら【はい】へお進みください。」


拓人がそう唱えると10円玉は、【はい】へと進んだ。そして更に拓人が質問をした。

拓人「俺が死ぬとき、どんな死に方をしますか?」


拓人がそう聞くと、10円玉が動き出した。

《コ・ロ・サ・レ・ル》とこっくりさんは、答えた。そして更にもう一度質問をした。

拓人「誰に殺されますか?」

《ミ・ズ・キ》と答えた。

水城「えっ」


俺は、ついビックリして10円玉から手を離してしまった。


拓人「水城!何してんだよ!」


拓人が怒鳴った瞬間、俺の体が、何かに取り付かれたように支配された。そうすると、俺の体は、拓人に近づいた。そこで俺達の意識は途絶えた。


このことは、俺しか知らない。
拓人は、あまりのショックで、その記憶を覚えちゃいない。
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