双子の御曹司
「すいません…ご迷惑をお掛けして…。」
稔君の後ろから声が掛かっり、見上げる。
あれ?
「あの…失礼ですが、お父様では… 違います… よね?」
髪は少しパーマのかかったダークブラウンの髪、スタイリッシュなメタルフレームのメガネを掛け、メガネの奥の瞳はブラウン、スッと通った鼻筋に、薄い唇、小顔で羨ましい。
身長は180センチ位だろうか? 少し細身で、Gパンに白いシャツ、紺のジャケットで、まるでファッション雑誌から飛び出した様だ。
モデル…?
思わず見惚れてしまいそうだった。
稔君のお父さんにそっくりだけど、お父さんではない。