【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
00 * プロローグ
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ピンポーン
「ん……」
日曜日の朝っぱらから部屋に響き渡る機械音に、私は目を覚ました。
間違いなく私の安眠を破ったのは、このチャイムの音なわけで。
もぞもぞと布団の中で動きながら、枕元に置いた目覚まし時計に目をやった私は、盛大な溜め息をついた。
……ありえない!!!!
日曜日の、しかも7時を回ったばかりのこの時間に、訪問してくる人がいる!? 普通!!
と大声で不満を漏らしたいところだけど、このほんの少しの間にもチャイムはしつこく鳴らされてる。
「あーっ、もうっ!」
一人暮らし、イコール、私が起きるしかないってわけで。
チャイムの音に急かされるように、離れがたいぬくぬくの布団の中から飛び出る。