【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
好きだと自覚してから、ちゃんと顔を合わせるのはこれが初めてで。
うわっ、どうしよう…!
急に緊張してきた…!
「あ、綾世!
こんな時間に、ど、どうしたのっ?」
緊張のせいでいつもより声が大きくなったけど、綾世はそんなこと気にも留めない様子で口を開いた。
「別に、言うほどのことでもないよ」
と、私の視界に写ったのは、綾世の手に握られた、可愛く包装されたいくつかのプレゼントらしきもの。
間違いなく、それは女子から貰ったもので。
やっぱり、ライバル多いなぁ…。