【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
天にも昇っちゃいそうな気持ちで
「なんだか楽しいね〜!」
なんて言いながら、私は綾世の隣を歩く。
すると、そんな私を見て、綾世がフッと微笑みを唇に乗せた。
「双葉って本当変わってるよね」
「えっ?」
思わぬ言葉に私は立ち止まる。
「俺の内面とか知った上でこんなにくっついてくる女子なんて、珍しいよ」
そういえば、お隣さんになってから、嫌いだって思いつつもわざわざ離れようとはしなかったっけ。
それは多分、綾世のことを知っていったから。