【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「は?」
その綾世の声で、ハッと我に帰る私。
目の前にあるのは、綾世は怪訝そうな表情で。
─── や、や、やっちゃったーっ!
思わず勢いと雰囲気に流されて、告白しちゃったーっ!
「……って、私の友達が言ってて!」
慌てて嘘で取り繕う。
勢いで告白しちゃうなんて、私のバカーーっ!!
でも、今はまだ告白なんてできないもんっ!
「とりあえず退いて」
綾世が私から目をそらして、冷静な声でそう言った。
「は、はいっ……」
言われるままに綾世の上から飛び上がると、綾世も上半身を起こす。