【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「ねぇ、どんなに美人になってもダメなの?」
美人になれば、私は綾世の隣にいられる?
それなら私、整形手術のためにバイト頑張るよ!?
「女に興味ないから」
「じゃあもしかして、男の子に興味あるってことっ?」
「ちげーよ!」
瞬殺のツッコミに、私はがっくりと肩を落とした。
どんな美人になっても、男に性転換してもダメ…?
じゃあ、どうすればいいの…?
今にも溢れそうな涙をこらえていると、綾世が揺るぎない瞳をこちらに向けた。
「とにかく。
俺は恋なんかしないよ、双葉」
そう言って、私に背を向けスタスタと歩き出す綾世。