【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
りくくんとお母さんとバイバイし、木から落ちたままそこに尻餅をついていた私は、やっとこさ立ち上がった。
さっ、綾世のこと探しに行かなきゃ!
って、あれ?
なんか背中がスースーするような…。
不意に違和感を覚え、背中に手を伸ばした私はハッとした。
うそ…服が切れてる…。
さっき落ちた時に木に引っ掛けて、切れたんだ…!
これじゃ…綾世のこと探しにいけない…。
ど、どうしよう…!
大きな時計台に目をやると、イルカショーはもう終わりに近づいてる時間で。
今から向かったところで、もう間に合わない。