【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?


三崎綾世は、放課後のチャイムが鳴るとあっという間に教室から姿を消す。




なんでかなんて、そんなに深く考えたことなかったけど、言われてみれば何でだろう?




確かに、今だってもう教室に姿はない。




彼女とデートするため、なんて噂も耳に入ったこともあるけど、もしその噂が本当だとしたら、

あの三崎綾世の彼女……ちょっと興味あるかもっ!




「私、調査してみようかなぁ!」




「へ? 調査…?」




「追跡だよ、追跡っ!」




そうと決まれば、行動あるのみ!




ぽかんとしている心愛にむかって、すちゃっと敬礼を決め、


「じゃねっ! 心愛っ!」


私はスクールバックを片手に教室を駆け出た。






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