【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
ひとしきり怒りを吐き出したのか、綾世ははぁ…と溜め息をついた。
「まぁ、どうせ人のために無茶してたんでしょ」
「うん…」
「双葉のことだから、大体読めてたけど」
「綾世……」
綾世の言葉に、しゅーんと俯く私。
綾世はいつも私がほしい言葉をくれる。
私の気持ちを救ってくれる。
なのに、私はなんにも返せてない。
「ごめんね…」
「何が」
「今日は最高の日にしてみせるって頑張ったのに、全然ダメだった…」