【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
ニコッと笑顔を向けた私に、綾世が唇に笑みを乗せる。
「今日のチケットも含めて誕生日プレゼントだったんでしょ」
「え?」
いやいや、チケットは福引で当たったってことに……。
「福引で当たったとか嘘だよね」
あれっ!?
もしかして、いやもしかしなくても嘘がバレてる!
「な、なんで分かったの!?」
「ばーか、双葉の嘘くらいすぐ分かるし」
当然とでも言いたげに、フッと軽くあしらわれる私。