【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?


心愛の視線の先を辿って目を向けると、さっきまで囲まれていた綾世ガールズとは離れたところで、綾世が一人の女子と向かい合っていて。




声なんか聞こえるはずはない。




だけどその雰囲気から、告白現場だってことは十分に理解できる。




ふたりは一言二言交わすと、何かの結論が出たように女子がその場を走って去っていった。




「あれはスッパリ振られたな」




隣でりのっちがそう呟く。




綾世に告白していた女子は、遠目に見ても美人さんで。




しかも、絶対年上だ。




あんな年上美女にも告られるとか……


綾世ってば、モテすぎよーっ!!!!







< 204 / 378 >

この作品をシェア

pagetop