【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
心愛の視線の先を辿って目を向けると、さっきまで囲まれていた綾世ガールズとは離れたところで、綾世が一人の女子と向かい合っていて。
声なんか聞こえるはずはない。
だけどその雰囲気から、告白現場だってことは十分に理解できる。
ふたりは一言二言交わすと、何かの結論が出たように女子がその場を走って去っていった。
「あれはスッパリ振られたな」
隣でりのっちがそう呟く。
綾世に告白していた女子は、遠目に見ても美人さんで。
しかも、絶対年上だ。
あんな年上美女にも告られるとか……
綾世ってば、モテすぎよーっ!!!!