【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
そして、気づいた時にはもう足が動いていた。
「…綾世のバカッッ!」
突然教室に響いた私の声に、綾世と女子二人がこちらを振り向いた。
女子達はやばいって顔してるのに、綾世は至って冷静で。
ねぇ、綾世。
綾世の気持ちが見えないの。
「訳分かんないよ!
昨日あんなことしておいて…私の気持ちなんかお構いなしで楽しいの!?」
関係ないの?
私はこれっぽっちも関係ない?
そんな存在なら、キスなんてしてほしくなかったっ…。