【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
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─── 俺は双葉ちゃんが好きなんだ
「…え?」
東城くんが私を、好き…?
うそ……。
突然の告白に、思考回路はもう停止寸前。
なんの反応も返せないでいる私の身体を、東城くんはそっと離した。
「もうポリシーなんて捨ててやる。
好きになっちゃったんだよ、俺、双葉ちゃんのこと」
私の目を真っ直ぐに見つめる目は、真っ直ぐすぎて、そらせない。
冗談やめてよ〜なんて、そんなこと言える雰囲気じゃない。
東城くんは、本気だ。
「双葉ちゃん、俺のこと好きになって」
ドクンドクン…
心臓の音が、やけに騒がしくて。
「俺なら双葉ちゃんを泣かせない」
しっかりと芯の通った強い声が、私の身体に響いてくる。