【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
東城くんの真っ直ぐな言葉に、泣きそうになっていると
そんな私に東城くんは顔をずいっと近づけて、小さな子に注意するみたいに人差し指を立てた。
「この俺を振ったんだから、双葉ちゃんは絶対幸せになってよ?
じゃなきゃ許さないからね!」
そう言ってニッと笑う東城くんは、今までの微笑みとは一転、いたずらっ子みたいな笑顔で。
その笑顔にフッと心が軽くなる。
きっと、私を落ち込ませないための笑顔だって、東城くんのことよく知ってるからこそ、分かるから。
「ありがとう、東城くん…っ」
東城くんの気持ちって、なんでこんなに温かいんだろうね。