【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「双葉ちゃんはさ、まだ好きなんだよね?
三崎くんのこと」
その問い掛けに、私は首を大きく縦に振った。
東城くんの気持ちに背中を押されたみたいに、私の気持ちにもう迷いはない。
「私ね、やっぱり綾世が好き。
諦められないよ…っ」
「うん」
「振り向いてもらえるように頑張る!
私のこと、好きになってもらいたい…っ」
「そうこなくっちゃね。
よしっ、なら決めた。
双葉ちゃんの友達として、この俺が協力してあげるよ☆」
東城くんはニコッと笑い、私に手を差し伸べた。
すっごく嬉しいけど、この手は、な、なに?
「ふぇ?」
「ケータイ。 貸して?」
携帯? 何に使うんだろう?