【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
へ?
なんだったの、さっきの電話…?
ちんぷんかんぷんな内容だったけど…。
なぜかしてやったり顔な東城くんは、私に携帯を返し、ニコッと笑った。
「三崎くん、西門前に来るから行っておいで。
そんで、双葉ちゃんは自分の想いを伝えること!
いいねっ?」
全然話が見えないけど、私はぶんっと大きく頷いた。
気持ちは、伝えるから。
私、綾世に告白するっ…!
「私っ、行ってくるね!」
ひらひらと手を振る東城くんにそう言い、私は教室を飛び出した。