【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「うそっ、何これイケメンすぎる!
こんなイケメンゲットしたの!?」
「えっ、すごすぎない!?
うちの双葉すごすぎないっ!?」
「うへへ、そ、そうなの〜っ」
みんなの反応に鼻の下を伸ばして頭を掻いていると、
「どれどれー?」って声と共に、上から伸びてきた手が、私の手から携帯を奪った。
「うわっ、マジでイケメンじゃん」
その声の主を見るなり、私は思わず声を上げた。
「あっ、坂口くん!」
坂口くんは、3年間同じクラスだった男子。
明るくて活発で、お調子者。
だけど口も悪くて、よくからかわれてたっけなぁ。
「まさか、榛野が彼氏作ってるなんてな。
しかもレベル高すぎね!?」
「ほんと、私にはもったいないくらいだよねーっ!」
「榛野さ、騙されてないよな?」
「え?」