【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?






イルミネーションがきらめく街の中を歩きながら、綾世の背中を見つめる。




また助けられて…迷惑かけちゃった……。




「綾世……怒ってる?」




私の声に、綾世が立ち止まった。




「ああ怒ってるよ」




そう言って振り返った綾世の顔には、やっぱり怒りマークが浮かんでいて。




案の定、ゴツンッとげんこつが降ってきた。




「い¨、いだっ!」




「馬鹿、阿呆、間抜け。

こんな時間まで帰って来なきゃ心配する。

汐見さんが教えてくれたから良かったものの」




「ご、ごめん…」


< 263 / 378 >

この作品をシェア

pagetop