【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
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「手繋ごうよ〜〜!!!!」
「繋がないよ」
「一瞬でいいからっ!
あそこの電柱までで我慢するからっ!」
「だから、嫌だって。
何度言っても無駄」
学校へ向かう通学路。
朝っぱらから、歩道のど真ん中で私と綾世は言い争いをしていた。
この前は抱きしめてくれて、あんなにいい雰囲気だったのに!
今は手を繋ごうって言っても、断固として許可してくれないなんて!
「なんでよーう!」
「なんでわざわざ通学路で手を繋がなきゃいけないんだよ」
迷惑そうな顔をこちらに向ける綾世。