【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「いいのっ? ほんとのほんとにっ?」
「俺がいいって言ってるんだから、いーんだよ。
何度も言わせないでくれる?」
「綾世……」
言い方はつっけんどんだけど、なんでこんなに優しいんだろう。
そんなこと言われたら、またどんどん好きが大きくなっちゃうってば…!
「ほら行くよ。
ただし、バレないように静かにね」
「うんっ!」
私はまた浮かんでいた涙を拭って、笑顔で大きく頷いた。