【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
他愛ない会話をしたり、景色を眺めたりしながらゲレンデを一周し、私達は再び医務室の前まで戻ってきた。
楽しい時間はあっという間で。
もう、ここでまた明日までお別れ。
「綾世、ありがとう。
一緒にスキー合宿の思い出作れて、私ね、すっごくすっごく嬉しかったし幸せだったよ!」
「はいはい」
めんどくさいってオーラを出しながらも、微笑む目は優しくて。
綾世の顔見てると、寂しくなってきちゃう。
離れるのが、とっても寂しいんだもん。
う、うぅ、涙が出てきちゃうーっ!