【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
と、いうわけで。
「いっただきまぁーっす!」
念願のプリンにスプーンを掬い、そしてパクッと口に入れた。
「うっひゃぁぁ、おいひーーーっ!
ほっぺ落ちたっ!
世界で一番おいしい〜!」
口の中に広がる甘さに、思わず笑顔がこぼれ、ほっぺを押さえる。
「普通のコンビニのプリンだよ?」
テーブルの向かいに座った綾世が、肘をついて呆れたように苦笑する。
もう、綾世ってば分かってないなぁ!
「違うよっ!
綾世が買ってきてくれたプリンだからおいしいのっ!」
「ふーん」
そう言って綾世は大人びた微笑みを見せる。