【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「綾世も食べるっ? おいしーよっ?」
おいしいものは、やっぱり誰かと一緒に食べたいもんね!
そう思ってスプーンを差し出すと、綾世は興味なさそうに首を振った。
「いらないよ、甘いの苦手だし」
「ええー」
こんなにおいしいもの苦手なんて、人生の半分は損してる!
間違いないっ!
そんなことを考えながらも、結局そのままパクパクッと食べてしまい、あっという間にプリンは空に。
「はぁー…。
幸せな時間って一瞬なのね……」
空になってしまった容器を見つめ、さっきまでとは一変、テンションだだ下がりの私。