【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
無気力の身体をどうにかこうにか動かし身支度を済ませ、重ーい足取りで玄関へと向かう。
そして、ドアを開けた時。
取っ手を回したのと同時に、コトリと音を立てて、何かが地面に落ちた音がした。
「んん?」
不思議に思って、外に出た私は地面に落ちていた小さな紙袋を見つけた。
これ、なんだろう…?
私の部屋のドアノブに掛けられてたってことは、誰かからの私へのプレゼント…だよね?
拾い上げ、恐る恐る袋の中を覗いた私は、
「……っ」
思わず声を失った。
そこに入っていたのは ─── テディベア。
「これ……」