【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
『私、あの子のこと、ここに置き去りにはできない!』
キラキラ瞳ビームを、暇そうにしてる綾世に向ける。
『ふーん、なら買えばいいじゃん』
って、そうじゃなくって!
『買って!』
お金持ってないの!
今、所持金ゼロ!
『は?
なんで俺が買わなきゃいけねーんだよ』
ちーーん。
『残念だったね。
ほら、こんなとこに突っ立って、無駄な時間潰してないで帰るよ』
買ってくれないのー!?ってブーブー口を尖らせる私と、そんな私になんか目もくれずスタスタ歩いていく綾世。
それで、あの日は泣く泣くテディベアとお別れしたんだった。