【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?


『私、あの子のこと、ここに置き去りにはできない!』




キラキラ瞳ビームを、暇そうにしてる綾世に向ける。




『ふーん、なら買えばいいじゃん』




って、そうじゃなくって!




『買って!』




お金持ってないの!




今、所持金ゼロ!




『は?

なんで俺が買わなきゃいけねーんだよ』




ちーーん。




『残念だったね。

ほら、こんなとこに突っ立って、無駄な時間潰してないで帰るよ』




買ってくれないのー!?ってブーブー口を尖らせる私と、そんな私になんか目もくれずスタスタ歩いていく綾世。




それで、あの日は泣く泣くテディベアとお別れしたんだった。


< 346 / 378 >

この作品をシェア

pagetop