【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?


ポタポタ…と涙がこぼれ落ち、腕の中のテディベアの頭の上に落ち、テディベアの中に吸い込まれていく。




……諦められるわけ、ない。




綾世への気持ちを、我慢することなんてできないよ。




気づけば、私は立ち上がっていた。




涙を拭いて、テディベアをテーブルの上に置く。




綾世に会いたい。




この気持ちを伝えたい。




見えない手に押されるように、私はマンションを駆け出た。


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