【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?


綾世のことを見つめていると、綾世は真っ直ぐに私の目を見据え、綺麗な唇を動かした。




「一回しか言わないから、ちゃんと聞いてなよ。

俺は笑うのが苦手だよ。

でも今は俺の分まで双葉が隣で笑ってるから、俺は双葉の存在で幸せになれてる」




「綾世……」




「俺は、相当双葉に惚れてるよ」




─── ドキンッ……




心臓が大きく揺れ、嬉しさと幸せな気持ちできゅぅぅっと胸がいっぱいになる。




「うぅ、綾世っ……。

私も、誰よりも一番綾世のことが好きだよっ……」




「ふっ、また泣く」




からかうように笑った綾世。




そして、私と綾世の間にあった隙間が徐々に無くなっていき、


唇が重なった。




想いと共に、唇が触れ合った。










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