【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
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「うえええーん!
卒業なんて寂しい〜っ!」
私は、涙で顔をぐちょぐちょにして、りのっちと心愛に抱きついた。
今日は、いよいよ卒業の日。
式も無事に終わり、卒業生はそれぞれが思い思いの時間を過ごしている。
3年生で同じクラスになれた私と心愛とりのっちは、桜が舞う校庭で最後の時間を過ごしていた。
「うわっ、鼻水つくからやめてって。
式中は頑張って我慢してるなーと思ってたに、ホームルーム終わった途端にこれ?」
りのっちが呆れながらも、私の頭をポンポンと叩いた。
「双葉ちゃん、卒業しても私達離れ離れになるわけじゃないよ」
心愛はふんわり笑顔で、やっぱり優しい言葉をかけてくれる。