【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
ツーンと目の奥が熱くなって、ポロポロと涙が溢れてくる。
「もっ、もゔ、綾世ど同じ学校に通えないなんで…っ」
「うわっ、何泣いてんの」
私が泣いてることに気づいた綾世が、そっと親指で私の涙を拭う。
号泣する私と相反して、綾世はいつも通りクールな表情で。
「だ、だっでぇ、綾世と離れ離れになっちゃゔんだも¨ん¨」
「マンションはお互いそのまま住んでいられるじゃん。
離れ離れって、隣にいるけど?」
2人とも、今住んでるマンションから通える大学だから、変わらずお隣さんでいられる。
つまり学校さえ頑張れば、帰ったマンションには綾世がいるわけで。
「ま、ま¨ぁ、ぞれはぞゔだげどっ…」