【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
綾世が、私と結婚してもいいって言ってるってことよね……?
「これからずっと隣にいるのが私でいいの?」
私なんかで、いいの……?
すると、綾世は子供をあやすように私の頭をぽんぽんと撫で、口元に微かな笑みを乗せた。
「俺の隣は、双葉じゃなきゃダメだから」
「綾世ぇ……」
ドキドキして、でもそれ以上に嬉しくて。
そんなこと言ってもらえるなんて、幸せすぎるよ……。
鼓動が加速して、涙もまた溢れ出てくる。
でもね、今度は嬉し泣きだもん。
私もだよ。
私の隣にいるのは、いつだって綾世じゃなきゃ嫌だよっ。