【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「私ね、よぼよぼのおばあちゃんになっても、綾世のこと大大大好きでいる自信しかないよっ!」
それだけは、何があっても揺るぎないもの!
「はいはい」
「私っ、綾世のこと幸せにするっ!
綾世のこと幸せにできるお嫁さんになる!」
胸の前でグーにした腕をぶんぶんと振り、気合いを示すように宣言する。
すると、綾世が私の顎を指でクイと持ち上げた。
そして、悪魔みたいに余裕げな笑みを浮かべ、最高に甘い言葉を紡いだ。
「それはこっちの台詞だっつーの。
俺が、幸せにしてやるよ」
綾世の顔がゆっくりと近づいてきて、私は全てを委ねるように目をつむった。