【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?


なんて感心しながらも、私の目はというと、窓際の席の綾世へ。




一列挟んで斜め前に座っているから、私の席からは結構見えるんだ。




この間、オムライスを一緒に食べてから、勝手に距離は近づいたって思っちゃってる私。




綾世はどう思ったのかなぁ…?




それにしても、男の子なのに綺麗な横顔!




鼻がすっとしてて、肌も陶器みたいにスベスべしてるし。




黙っていれば、完璧に王子様みたい!




喋ると、毒舌マシーンになっちゃうからね!




なんて、勝手なことを勝手に考えていると


「あ、すいません、俺が図書委員やる代わりに、推薦したいんすけど」


そんな東城くんの声が耳に届いた。




そういえば、図書委員ふたりだっけ!




「おお、いいぞ」




「じゃあ……三崎くんに見惚れてる榛野さんで」


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