【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?



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「恋っていうのはね、気づいたら落ちてるものなんだよぉ〜」




うっとりした瞳の心愛が、顔の横で両手を握りしめる。




「その人のことを考えてると胸がいっぱいになって、その人の温もりが何より心地よくなって、まるでフィルターがかかったみたいに誰よりも輝いて見えちゃうんだから」




「な、なるほど…!」




私はというと、お箸をくわえたまま、こくこくと頷いた。




お昼休み。


お弁当を食べながら、心愛の恋愛講義絶賛開催中。




ちなみに受講者は、目の前に座る私一人。




心愛は中学生の頃から、少女漫画が大好きで恋愛に夢見てた。




だから、恋愛のことについて喋り出すと、いつもより一層目を輝かせるんだよね。


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