視線の先にはあなたが
この日を境にまた
地味メークに徹した。
「柚月、あれよかったのに・・・」
「ありがとうございます、そう言っていただき、涙でるほど嬉しくぞんじます」
「で合コン行かない?」
「今回の件で非常に学習しましたから・・・男となるものは」
「あぁ真面目すぎる柚月に・・・」
「女たるもの、親のお決めになったお相手と一緒になりあちらが不貞働けば私は自由の身、こんな幸せなんて、味わえませんわ・・・・」
柚月、次元が違うけど・・・・
「ん・・・・親が決めた見合いか、それもいいな、頼んでこよう 島津さん受けてくれますか?」
「はい、全力でお断りいたします」
「何故、意固地に?」
「私、ちゃらんぽらんな方嫌いなんです、会社に来てるの仕方なくて思って対した事しないのに、自分だけの力で大きくしたって威張りくさっている人超大嫌い・・地道に静かにコツコツしている方をしたいます」
『いいの?柚月、社長悩んでますが』
「わかった、全力で仕事する、もし倒れたらよろしくな?」
「はい、その時は私でなくとも社長と一緒になりたい方が押し掛けるでしょう?私なんて・・・」
「わかった 俺が仕事しているか監視するために、島津 柚月を今日付で秘書に任命する、いいか?いや、決定だ。引き継ぎもあろうから3日待ってやる」