視線の先にはあなたが
芽生え始めた
晃見たら、赤くなりかけてた
女性なれしているはずなのに?
首を傾げたら
「俺本気になったの初めてなんだ」って笑ってた
「柚月が雨の中歩きさえしなければ、なんの変化もなく、上げ膳据え膳だったと思う。柚月が俺を本気にさせた」
「でもさ・・・」
「ん?・・・」
「私あのままだったら、社内の事な~んにも知らないまま、今の社長すら誰だか、ただ地味に誰にも気づかれる事なく・・・・」
「でも出会ってた、これからを大事にしないとな」
まもなく、マンションの地下駐車場に滑り込んだ。
「ここの、最上階、おいで・・・・」
肩を寄せさせ、エレベータに乗り込んだ・・・・そして唇を重ねた。
柚月は顔が真っ赤になってしまった
玄関をあけ
リビングに好きな所へ座れって
完全に舞いがった
挙動不振になった