視線の先にはあなたが

芽生え始めた


晃見たら、赤くなりかけてた

女性なれしているはずなのに?

首を傾げたら

「俺本気になったの初めてなんだ」って笑ってた

「柚月が雨の中歩きさえしなければ、なんの変化もなく、上げ膳据え膳だったと思う。柚月が俺を本気にさせた」

「でもさ・・・」

「ん?・・・」

「私あのままだったら、社内の事な~んにも知らないまま、今の社長すら誰だか、ただ地味に誰にも気づかれる事なく・・・・」


「でも出会ってた、これからを大事にしないとな」


まもなく、マンションの地下駐車場に滑り込んだ。

「ここの、最上階、おいで・・・・」

肩を寄せさせ、エレベータに乗り込んだ・・・・そして唇を重ねた。

柚月は顔が真っ赤になってしまった


玄関をあけ

リビングに好きな所へ座れって

完全に舞いがった
挙動不振になった

< 29 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop