視線の先にはあなたが

気持ち



渋々受け付けに行き

社長の後ろに隠れていた

「あら、柚月ひさしぶり、たまには実家に帰りなさいよ、あの縫いぐるみまだ持ってるの?」

「社長、姉です」

「島津には世話になっている、上原晃です、縫いぐるみ?とは」

「あら、いい男、縫いぐるみ聞きたい、私の誕生会に私を好きだと言ってプレゼント持ってきた男いたんだけど、私ブランドしか興味なかったからね。ごみ箱に捨てたら、柚月たら、好きな人だったらしく、拾って大事にしてるのよ、可笑しくって笑っちゃた。」

「晃・・・・」顔はブルブル震え
手は握りしめてた

「それはいいすぎだ、その縫いぐるみ俺があげたんだ、それを捨てた?社長に言っておけ、取引なしだ、白紙に戻すと、ここの会社俺んとこ切れたらどうなるんだろうね」

「柚月、帰ろ、・・・」
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