視線の先にはあなたが

週末、迎えに来た

今日こそ、ケイに会わせろって
部屋まで来た

「ごたいめ~ん」

確かにそれは、社長の息子だと言う事で招待されたパーティで大勢のいる前で床に叩きつけられた縫いぐるみ。

縫いぐるみを抱き締め
「優しいご主人に拾われてよかったな?」って、目から光る涙?

「晃・・・生身の人より縫いぐるみがいいんだ」とふくれてしまいました。

「`やきもちか?」って唇を奪われた。

「何はともあれ、こうして、出会えたけで、柚月がフラれないと、この縫いぐるみの事も知らなかった」

晃・・・・今度は、柚月から求めていった。

「理性が暴走するから、早く行こう、今度、ケイの新しい彼女買っておくから、ケイを連れて柚月も僕の元へ・・・」

「・・・・・・・?」

「柚月、プロポーズなんだけどな?」


「ロマンチックにだと思ったけど、私、晃さんと一緒にいたいです」


「柚月・・・・」きつく抱き寄せ


「逃がさないから・・・・」


「逃げないから・・・」


「柚月の父親には、許可もらった・・・もらったって言うか、姉から俺を遠ざけようと、柚月を頼まれた」


「やっぱりわかってたんだ・・・姉の行動パターンせっかくだから、姉に奪われた男性を合コンに呼ぼうと思ったのに・・・秘書さんもね」
< 43 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop