視線の先にはあなたが
晃が買ってくれた
パーティドレス
薄いピンク色のスパーンがちりばめられたサテン布の・・・・
「可愛い」ってなんで晃が顔赤らめているの?
「晃もね、可愛い」って言ってあげたの、そしたらね
「ばーか、可愛いでなくて格好いいの間違いだろ」って軽くおでこにキスしてくれた。
会場内ひときは目立つ真っ赤なドレスの姉
ボソッと
「誰のパーティかわかりやしない、可愛そうな兄さん 堂々してたらいいのに、だから付け上がるのよ」
晃はふきだしそうになったが
これからが面白くなるんだ。
見ろ会社宛に送れば、俺んとこと提携目論んでいるって一目でわかるだろ?来たくないが、会社からな説得されたらなって
呆れるやら、計算高いのやら
「そしてわが社の社員もな、柚月に関係あるから、今日は、爆弾落としてやるんだ」楽しそう
「爆弾落としてないと柚月を総務に戻せないからな」
「私・・・・戻れるの?」
「風当たり強いかも・・・でも離れていても、一緒に住むから関係ないだろ?ケイも早くこないから、彼女が拗ねているかもよ・・・」
「ありがとう、晃さん」
「泣いてどうする?」
「嬉んです、晃さんが悪知恵フル回転で・・・」