視線の先にはあなたが
実家に帰り
何するでもなく
ただぼ~ってしてた
「柚月、秘書しないか?」
「そうね体動かした方が気が紛れるよね」
社長でなく、叔父の秘書を始めた。
「柚月、無理するな、本当は辛いんだろ?」
「・・・・・・」
「上原も参っている、帰らないのか?」
「私でなくとも・・・・・」
涙が溢れて来た。
どうにか、二人を・・・・
ドアをノックする音で
振り向いたら、一也がいた。
「俺のせいなのか?上原もあれでは病気になってしまう、毎日のみあるいて・・・・」
「・・・・・・・・」
「帰るなら手を貸すがどうする?」
「柚月でなくては、上原はいなくなる」
「い~~~~~~~や晃がいなくなるなら私も一緒に」
「上原・・・・どうする?」
晃が?いるの?
嘘でしょ、
力が抜けて座りこんだ
「柚月・・・・気がつかなくてごめん、戻って欲しい、ケイも待っている、びっくりしたな、玄関にどでかいケイがいるんだから・・・」
「戻ってきたら、二度と俺から逃げるな」