視線の先にはあなたが

晃の驚き方って

玄関で 「おかえりなしゃい」て挨拶されたら、腰を抜かしたみたい

声が裏返っていた。

私がどこからかっぱらって来たみたいに見えたみたい。


でも晃さんの子供をみる目がすごく優しいの、よその子でこうだから
結愛がいたら、目尻下がりぱなしだったんだろ?


「柚月、どこでかつぱらったんだ、返してきなさい」

「おじしゃん、柚月おねいちゃんは、ママにたのまれたんだい しょれに涼君パパが・・・じょこでもいけって、ママとなかよしさんになるって・・・」

「柚月を怒ったんでないからな、一緒にお風呂はいるか?」

「うん、柚月おねいちゃんも一緒に」

「柚月諦めろ、ひさしぶりにな」



「涼君ねママのおっぱいは涼君のものって言ったらね、ママのおっぱいをいらったから、僕が産まれたって、それは、パパに返せって涼君はいらないって・・・ウェ~ン」


「柚月のさわれ・・・」

「いいの?おじしゃん」

「いいよ・・・」

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