繋がりを持ちたくって。
「ところで、何してたん?」

「ちゃっと。日向ぼっこみたいな?」


「あー、わかる、それ。日向ないけど。そうしたい時あるよな」



「…」


なんか言葉がでなかった。


「でもさっ。俺がそーなる時って

寂しい時とか悲しい時だわ」



(あー、この人。わかっちゃう人か。だから。






いろんな人から好かれるのか…な。)



「遊佐くんがなにいーたいのか知ら…知りたくないけど。私は、何も答えないよ」
我ながら。
壁を作ったなって思った。


なのに遊佐くんは、何も聞いて無いのに勝ってに話だした。

「俺さ中2ん時親が “離婚してさ”」

うん。

言葉に出さないけど。心の中でただひたすらに頷いた

「そんでさ。母さんが言ったんだ」

なんて?

“ごめんね。でもこうすることが私達の為なのよ”って


うん、うん。



うん、。


「それ聞いてさ。そんなのを俺の為っていうなって。本当にそうおもうなら


「「離婚するな」」って」



「…!っ」
(あっ、言っちゃった。声にだしちゃった…んだ、)



「でも。俺にはさ、どうすることもできずに毎日が過ぎて。今まで生きてきたってわけ」



「辛いって実感するのに。時間がかかるなんてこと無くってさ。それきいた日に公園行ってさ…ぼーっとしてたんだ。



そんで。




涙いっぱいでて、とまんなくって大変だった」






「うん。」






「…話す気になった?俺でよかったら聞くよ。なんってカッコつける」


「思わず笑っちゃっぐらい同じ。私の気持ち。中2の遊佐くんと」


「…そっか。そーか。……」



「うっ…、、。うぅっっ……」

静かな公園に私の泣き声が聞こえる

遊佐くんは、何も言わず。
ひたすらに空を見上げて。いた。



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