変えたい気持ち
忘れるためには
「で、どーだったの?」
ファミレスで、ドリンクバーのジュースを注いできた優希が身を乗り出して聞いてくる。
「どうだったって―――」
あれから、篠崎君は家までご丁寧に送ってくれた。
スマホを見ると、物凄い量の着信の数。
全て優希からのもので、そんなに心配するなら着いてきてくれたら良かったのに。
会って話そうということなり、お互いの家から近いファミレスに来ている。