変えたい気持ち


地味な私とは無縁の人。
繋がりは阿津斗君との友達ってだけで、話したこともない。



「ぁ、おはよう」



私は、頭を下げ取り敢えずな挨拶をする。



見れば見るほどカッコいい人だ。
風に乗って、香水の香りがする。



「あんたさ、」



綺麗な二重の瞳に真っ直ぐ見つめられる。






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