隣のキミに恋した場合。~幼なじみの甘い誘惑~
「ねぇ、起きてっ」
「んー……」
「もう目覚まし鳴ってるのに、いっつも起きないんだから」
スマホのアラームに目覚まし時計5個かけても、絶対に起きない困った私の幼なじみ。
毎朝毎朝、起こしにくる私の身にもなってほしいなぁ。
まったく起きる気配のない幼なじみに溜め息をついて、もう一度チャレンジ。
「ねぇってば、遅刻しちゃうよ」
私に背を向けて寝てる幼なじみの肩に手を伸ばした。
その瞬間。
――グイッ。
「えっ!?」
伸ばした手を取られて
「きゃあ……っ!」
彼が寝ていたベッドに引きずりこまれた。