隣のキミに恋した場合。~幼なじみの甘い誘惑~
▽もうバレちゃいました!?
「琴ちゃん、俺ねずっと前から好きだったんだ」
「一聖……それってほんと?」
突然の一聖からの告白に鼓動はバクバクと鳴る。
夢見てた一聖からの告白。
それがいきなり訪れるなんて、これ夢じゃないよね?
見つめ合う私と一聖。
早く私も自分の気持ち伝えなくちゃ。
「あの、あのね、私も一聖のことが……っ」
「……い、おい。いつまで寝てんの?」
凄く大事な場面で誰かの声が横入りしてくる。
ん? 誰なの。今いいところなのに。
必死に一聖に向かって何かを言ってる私が見えるけど、その光景は段々と遠ざかっていく。
どうなってるの?
訳がわからなくて混乱していると、また遠くから声が聞こえてくる。
「早起きするっつったのはどこの誰だったっけ」