隣のキミに恋した場合。~幼なじみの甘い誘惑~
とりあえず一煌の部屋から出て、大人しくリビングで待つ。
「琴ちゃん、あの子起きた?」
「うん、ちゃんと起きたよ」
「琴ちゃんいると助かるわー。
あの子、本当に寝起き悪いから」
この人は一煌のお母さん。
私の家と一煌の家はマンションのお隣同士。
生まれた時からお隣さんで、何をするのにも一緒に育ってきた。
「琴羽、ネクタイやって」
制服に着替えてきた一煌。
この人が私の幼なじみの相馬一煌(そうまいつき)
「自分でできるのになんでやらないの?」
ブツブツ文句を言いながらもやってあげてる私は、本田琴羽(ほんだことは)
2人とも高校1年生。